本当の大阪とは?
日経ネット関西版:はだかの大阪(1) 大阪はどこにあるのか 丹波 元
c0041027_227479.gif 昨今、大阪という町に対して、世間の描くイメージが甚だ悪い。堰を切ったように噴出する、大阪市の放漫体質を別にしても、「柄が悪い」「犯罪が多い」「騒がしい」「図々しい」と、くさす言葉には全くこと欠かないありさまで、原因の一半はテレビにある。
 では、具体的に、大阪と呼ばれるにふさわしい場所はどこかとなると、これが案外難しい。明治以降に作られた道府県制による区分や、方言の分布状況、それに個人的な感情論などが渾然となって、本来の位置や姿が判然とせぬまま印象づけられ、多くの誤解を招く結果となっているのが実情である。
 この地図は、明治初期まで五畿内と呼ばれ、かつて上方の中心をなした旧国名、摂津・河内・和泉・山城・大和の5国に、現行の2府4県の版図を重ね合わせた略図である。
 これで見ると、現在の大阪府は、摂津国の東半分と河内・和泉の3国から成り立っている。更に子細に見ると、今日の大阪市の中核を成す部分は、ほぼ全域が旧摂津国に属していたことがお分かりのはずだ。事実、江戸時代は摂津国大坂三郷と呼ばれた地域こそが、純粋な意味での大坂であった。
 つまり、本来の大阪とは摂津国に在ったもので、今でこそ、兵庫側と2分されているが元々は同じ風土性と共通の文化圏を持った土地であった。分断の張本人は薩摩閥の巨魁大久保利通とその一派である。
 その意味で、人口の多い阪神間の住宅地は、最も大阪らしい人の住む地域といえ、船場人の末裔が多い芦屋などは、旧来の上品な大阪人が数多く住む町といえる。 冒頭で述べた、「柄が悪い」などの大阪のイメージは、様々な国の風土性が混淆した結果の現象で、元来は異質な土地柄や言語圏であった。因みに、現在の東京都は、旧武蔵国1国の中にあり、すっきりしていて分かりやすい。
 まぁ、メディアの大阪に対するイメージってのは偏ってますね。東京だけでなく、大坂のメディアもおかしいですね。芸人が自分の価値観=大阪・関西と言っているようです。ってか、芸人以外なら大阪人でもみんな分からないだけで、有名な大阪出身者なんかいくらでもいます。
 本来の「大坂」っていうのは、上町台地、若しくは船場ですね。江戸時代の大阪といえば実質日本一の都市と言っても過言ではなかったのでしょう。元々大阪を首都にするはずが、江戸の衰退をおそれて首都を東京にしたぐらいです。まぁ、大阪は衰退したとはいえ、まだまだ日本第二の都市として、明治維新から約140年たった今も繁栄しています。というわけで、私個人的には首都を東京に置いたのは正解だと思います。ただ、すべてを東京集中の政策には賛成できません。東京が大阪から奪ったものはあまりにも多すぎです。
 大阪はなんだかんだ言っても東京と並ぶ大都市です。当然、言葉は悪いですが「田舎者の巣窟」です。地方出身者なんかいくらでもいます。それをちゃんと理解できていない人も多いように感じます。


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by nakano-shima | 2005-05-01 22:09 | ニュース
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