御堂筋を明るく
読売新聞:御堂筋を光で空間演出、7日から実験スタート
c0041027_122664.jpg 大阪市のメーンストリート・御堂筋で、街灯の色や明るさを工夫し、魅力ある夜間景観をつくり出す社会実験を、国土交通省大阪国道事務所などが7日から始める。四季折々に表情を変えるシンボルのイチョウ並木を生かすため、季節に応じた照明を探る一方で、海外の目抜き通りに比べて薄暗いという現状を改善し、安心して歩ける空間をつくる試み。同事務所は実験結果に基づいて照明計画を練り直し、光による御堂筋の〈空間演出〉を具体化していく考えだ。
 同事務所に加え、関西経済連合会などでつくる「光のまちづくり企画推進委員会」が実施主体。
 計画によると、実験場所は梅田から難波まで約4キロの御堂筋のうち、中央区今橋3の日本生命本店前、道修町3のアクセスヘッドクォーターズ前、本町4の北御堂前の3か所。イチョウ並木、道路脇の建物、歩道の3方向を照らすスポットライトを備えた街灯を計6基仮設し、既存の街灯計5基にもライト3個ずつを増設して照度を高める。
 そのうえで、12月31日までの期間中、一週間ごとに青、赤、黄と街灯の光の色を変えて、緑から黄、落葉へと変化していくイチョウ並木や周辺建造物を、その時々に最も引き立てる照明の色や角度などを調べる。
 同事務所によると、ネオンの少ない御堂筋の平均照度は20ルクス。米ニューヨーク・ブロードウェー(100ルクス)や仏パリ・シャンゼリゼ通り(60ルクス)、東京・銀座(同)など世界の主要都市のメーンストリートより暗く、「もっと明るくしないと夜間が不安だ」との声が寄せられていた。
 イチョウ並木も、現在の街灯では美観を生かしきれていない。大阪市が毎年12月に実施していた並木のイルミネーションも財政難で年々縮小され、一昨年から北区中之島の市役所周辺に限られており、新たな活用策が求められている。
 同事務所は、実験期間中に周辺企業や通行人の反応をアンケートする。野中砂男副所長は「好評なら御堂筋全体に広げることも検討し、大阪のメーンストリートの新たな魅力を引き出したい」としている。
写真=かつて冬の御堂筋を彩ったイルミネーション(1997年12月撮影)。新たな「光の回廊」づくりに向けた社会実験が始まる

(2005年11月02日 読売新聞)

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by nakano-shima | 2005-11-04 01:01 | ニュース
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