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府庁建て替えるん?議員は選挙対策に反対
読売新聞:80歳大阪府庁本館、建て替え論議再燃キャッシュ
 現役最古の都道府県庁舎・大阪府庁本館(中央区)が震度6強で倒壊の恐れが高いと耐震診断されたのを機に、20年越しの建て替えを巡る論議が再燃。賛成派は「いずれは新庁舎が必要」「改修より、当初の負担が少ない」と主張。一方の反対派は「巨額負担を背負う建て替えは無理」「学校の耐震化こそ急ぐべき」と改修での対応を求める。論議は府議会に設置された検討委員会で15日から本格化する。9月に報告書をまとめるが、最終判断を迫られる太田房江知事は「府民の目線で考える」と、慎重姿勢だ。

■ 扇子と手袋 ■
今年1月にまとまった府庁本館の耐震診断結果について、府の担当者は「予想できる数字だった」と漏らした。
 95年施行の耐震改修促進法では、耐震基準に満たない建物の所有者には、改修などの努力義務が課せられたが、府は「いずれ凍結は解除される」と補修を見送ってきた。
 「空調が利きにくく、夏は扇子が必需品。冬の残業には手袋をする職員もいる」。府幹部のほとんどは庁舎の老朽化を嘆き、建て替えを主張する。

■ 先立つもの ■
 府は建て替えの場合、民間に維持管理を委託するPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)方式を想定する。2001年の試算では、府の年間負担額は建設費ローンや委託料を含め約35億円だった。
一方、改修費用は50億円を上回る見通し。また、手狭な本館を使い続ける場合、周辺ビルに分散しているフロアの賃料約7億5000万円などが毎年、上乗せされる。府幹部は「建て替えの方が当面の負担は少ない」と力説するが、負担は30年続き、総額は1000億円以上との試算も。
大阪城の望める本館の土地を、ホテルやマンション業者に貸し出し、賃料で南隣の府有地に新庁舎を建設する案も浮上。しかし「一部の裕福な人のために府庁が様変わりしては、府民の理解を得られない」と否定的な声が強い。

■ 選挙にらみ ■
 「地震発生時、本館が倒壊すると、府民に迷惑をかける」。府幹部の一人は、そう主張する。ただ、防災計画で災害対策本部を置くことにしている隣の別館は、すでに約27億円かけて耐震補強を終えている。
 一方で、避難所にもなる学校の耐震化は進んでいない。文部科学省が公表した調査(4月1日現在)では、府内の公立小・中学校では全国平均より3・4ポイント低い51・3%だった。
 「公金を投入するなら、学校から。本館は最後でいい」。来年の統一地方選挙を控えた府議からも、〈府民の視線〉を意識した声が上がっている。

本館保存&新超高層新館建設が理想的なんだけど・・・

オフィスで仕事をするのに、府庁本館の環境はあまりにも酷すぎ。

ってか、本館が崩れたらシャレにならないでしょう。庁舎は、職員のためのものではなく、全府民のもの。

↓否定的な意見のこの部分の主張が意味不明なんですが・・・
>「一部の裕福な人のために府庁が様変わりしては、府民の理解を得られない」と否定的な声が強い。

そもそも、予算の話をするのに、「府の所有する建物の建て替え・補強」だけに限って話をして、なんでも「府民のため」と託けて、反対すればいいてものじゃないでしょ。
議員の数を減らす方が先だから。


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by nakano-shima | 2006-06-20 23:55 | ニュース
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