阪神・阪急の動き
阪急と阪神が共同の持ち株会社を設立するということになり、色々と動きが出てきました。

日経:阪急HD社長、阪神百貨店本店建て替えに意欲─改装方針「白紙に」(8月8日)
 阪急ホールディングスの角和夫社長は7日、日本経済新聞のインタビューに応じ、阪神百貨店の本店(梅田)の建て替えに意欲を示した。阪神百貨店は従来、建物の改装工事で競争激化に対応する方針だったが、阪急は阪神電気鉄道との経営統合を機に建て替えによる抜本的な店舗強化策を検討することにした。
 阪神百貨店本店の店舗面積は約5万4000平方メートル。ライバル店と比べ手狭になりつつあるほか耐震工事の必要もあった。昨秋に店舗を全面改装する方針を示していたが、角社長は「計画を白紙に戻し、建て替えを視野に入れて検討している。実現すれば統合を象徴する事業になる」と述べた。建て替え時期などは未定だが、完成は三越などが進出する2011年以降となる見通し。


産経:阪急・阪神の統合作戦第一弾 JR「夙川」新駅を挟み撃ち
 10月に経営統合する阪急電鉄と阪神電気鉄道が今秋のダイヤ改正で、兵庫県西宮市にある阪急夙川駅と阪神香櫨園駅をそろって特急停車駅に“昇格”させる。ライバルのJR西日本が来春、両駅の近くに新設する夙川駅(仮称)への対抗策だ。ここ十数年、阪急と阪神はドル箱の阪神間でJR西に乗客を奪われていたが、統合後は共同戦線を張って反撃に乗り出す。夙川作戦は、その第一弾となりそうだ。
 阪急は10月28日のダイヤ改正で、現在は普通や急行しか止まらない夙川駅に特急と通勤特急を停車させる。阪神も同じ日に実施するダイヤ改正で、朝のラッシュ時間帯(午前7-9時)に運行する上りの区間特急を香櫨園駅に停車させる。香櫨園駅も現在は普通と準急しか停車しない。
 新ダイヤについて阪急は「特急停車はJRを意識したというより乗客の利便性向上がねらい」とするが、阪神は「JR新駅への対抗措置」と言い切る。ただ、いずれも「ダイヤ改正は統合話が出る前から検討しており、両社で話し合った結果ではない」と説明する。
 JR夙川駅は、東海道線の西ノ宮-芦屋駅間の西宮市安井町にできる。北側の阪急夙川駅、南側の阪神香櫨園駅までいずれも歩いて5分ほどの場所で、普通電車だけ1日に上下約300本を停車させる計画。1日の乗降客数は約1万2000人を見込んでいる。
 新駅設置は地元から要望が出るのが一般的だが、夙川駅はJR西が地元自治体に協力を求めた初のケース。同社は「開業後はより多くの乗客に利用してもらいたい」と自信をのぞかせる。
 私鉄側が新駅に危機感を募らせるのは、平成8年にJRが芦屋-摂津本山駅間につくった甲南山手駅(神戸市東灘区)の前例があるからだ。この新駅ができたため、阪神は年間110万人もの乗客がJRに流出したという試算がある。
 今秋のダイヤ改正では阪急は夙川駅に特急を停車させるほか、神戸線の最高速度を時速110キロから115キロにスピードアップする。梅田-三宮駅で1分前後の時間短縮につながるという。
 一方、阪神も平日に梅田午前0時発の最終急行を20分繰り下げ、特急に模様替えするなど深夜ダイヤを充実させる。
 阪神はピークの平成3年度に2億4000万人あった乗客が昨年度は1億7000万人に激減。阪急も京都線や宝塚線を含む全線で3年度の8億1400万人から6億2700万人に減った。少子高齢化で経営環境は今後さらに厳しくなると予想される。
 関西の私鉄関係者は「阪急と阪神にとってJR西との夙川戦争に勝ち抜くことが、統合が成功するかどうかの試金石となる」とみている。


産経:阪急HD、阪神延伸でマンション バブルの遺産活用
 阪急ホールディングス(HD)の角和夫社長は8日、産経新聞社のインタビューに答え、バブル期に投資し塩漬けになっていた大阪市西淀川区中島の土地(約21ヘクタール)について、阪神電気鉄道の西大阪線延伸事業の完成に合わせ、都心型高層マンション開発を進める考えを明らかにした。同地区は西大阪線・出来島駅に近いうえ、延伸により利便性が一気に高まるため、阪神電鉄との統合効果として注目を集めそうだ。
 角社長は「(大阪では)都心型マンションの用地が底をついてきた。中島地区は阪神高速湾岸線も通っており、エリアとしては非常に有望」と話した。
 中島地区は阪急電鉄(現阪急HD)がバブル期に1000億円超を投資し、新都市開発を目指した地域。神崎川と中島川に挟まれた地域に高層マンションや大型商業施設を開発する計画は当時「マンハッタン構想」と呼ばれ、同地区へ阪急線を延伸する予定だった。
 しかし、バブル崩壊とともに開発計画は中止。広大な土地はゴルフのショートコースとして用途変更したものの、2年前に閉鎖され、現在は未利用の土地となっている。
 その後、一括売却も検討されたが、阪神電鉄・西九条駅と近畿日本鉄道・難波駅を結ぶ西大阪線延伸事業で、沿線開発への期待が高まり、「将来的にはベイエリアとして注目される」(阪急関係者)と指摘される。
 同地区については、大手ゼネコンも再開発を検討しているという。

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by nakano-shima | 2006-08-09 20:43 | ニュース
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