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去年度の市営地下鉄・バス決算見込み
大阪市交通局:平成18年度大阪市交通局決算見込(速報版)について

大阪市交通局から、去年度の決算見込みの速報版がでました。

高速鉄道事業(市営地下鉄)の経常損益が約198億円の黒字と、過去最高。
対して、自動車運送事業(市営バス)は、経常損益が約22億円の赤字。

累積欠損金については、17年度がバス521億円、地下鉄902億円、計1424億円だったのが、18年度はバス541億円、地下鉄691億円、計1232億円となる見込み。

公営交通事業としては、全国でもっとも優秀ではあるものの、今後も改革を進められることが望まれる。

関連記事:公営地下鉄の優等生-大阪市営地下鉄(2006-09-13)

日経:大阪市営地下鉄、経常益最高の198億円──昨年度、市内人口増など映す(7月12日)
 大阪市が11日発表した2006年度の公営企業会計決算見込み(速報)によると、大阪市営地下鉄事業の経常利益が前年度比18%増の198億円と過去最高を更新した。市内の人口増加や景気拡大に伴って乗客が増え、運賃収入が伸びた。特殊勤務手当など職員給与を引き下げたことも寄与した。
 大阪市は03年度以降、毎年7000人近く人口が増えている。沿線でマンション建設が活発な御堂筋線や谷町線が好調で、運賃収入は前年度比1.4%増の1442億円だった。人件費は3.0%減(17億円減)の547億円。深夜勤務手当や危険作業手当などの特殊勤務手当、管理職手当(係長手当)を廃止した。
 一方、市バス事業はバブル期以降では最悪となる22億円の経常赤字を計上した。地下鉄事業と同様に人件費を圧縮したが、乗客の減少や一般会計からの補助金削減が響いた。
 市交通局は「地下鉄・バスの運転手など職員の平均年収は800万円を超えていたが、給与体系見直しで昨年度は地下鉄が740万円、バスが780万円程度に減った」と強調した。しかし民間の同業者の平均は600万円台でなお開きがある。毎期赤字が続き累積損失が541億円に達した市バス事業の財務改善も課題となった。


なお、水道局からも会計決算見込みの速報版が発表されています。
平成18年度大阪市水道事業会計・工業用水道事業会計決算見込(速報版) の公表について

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by nakano-shima | 2007-07-16 21:51 | ニュース
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