よく大阪人は「太閤はんを尊敬している」とかネタにされるが、豊臣秀吉より、寄付をした大阪市民を尊敬すべきだろう。
昭和天皇御大典記念で、再建される大阪城再建事業は、市民の寄付金によって建てられた。
市民からの寄付金は総額150万円。大口寄付者は例の通り住友吉左衛門で25万円。次は三菱財閥の岩崎小弥太で5万円。子供達も小遣いをためて寄付したとか。
しかし、大阪城天守閣には45万円使われたのに対して、当時大阪城は陸軍第四師団が使用しており、立ち退き料と第四師団庁舎として80万円も持って行かれてしまった。
「なんのために寄付したんやろ・・・」
第三代大阪城天守閣は、いつまで健在なんだろうか。
さて、旧陸軍第四師団庁舎、旧大阪市立博物館だった建物は、現在、
第23回全国都市緑化おおさかフェア運営本部として使われている。
というわけで、大阪城内では各所で準備が行われていて、靱公園や大阪城公園ではホームレスへの立ち退きが求められていたり。
で、このフェアが終わったら、この建物はまた放置状態になってしまうのだろうか。