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橋は未然に修理せよ
橋までも、大阪市の財政に負担をかけるか。
橋にも団塊の世代があるようで、まとまって寿命がくるわけか。
しっかりと保守をすれば、長持ちするってのは常識だし、橋は大阪の貴重な財産。
ほんましっかりしてくれよ。建設局。

にしても、本町橋は、阪神高速の高架下で日が当たらず可哀想に。

読売新聞:大阪市が「高齢橋」長寿化作戦、コスト半減目指す(2006年08月16日)
「なにわ八百八橋」とうたわれるほど橋の多い大阪市が、今後架け替え時期を迎える建設後50年以上の「高齢橋」の長寿化作戦に9月から乗り出す。同市は、政令市の中で最も橋の“高齢化”が進んでおり、現在、高齢橋の割合は2割。30年後には8割に達するという。従来の架け替え一辺倒では、30年間で約2100億円の予算が必要だが、こまめな計画的補修を行い、耐用年数を引き延ばすことで、コストを半減させる計画だ。
 同市内には現在、881の橋があり、762本を市建設局が管理している。「大大阪」と呼ばれ、急速に基盤整備が進んだ1930年前後の昭和初期と、大阪万博が開催された70年前後の高度成長期に集中的に建設された。最も古い橋は、13年(大正2年)に架けられた本町橋(中央区)。
 国は橋の標準耐用年数の目安を40~50年とし、50年以上を「高齢」と定義。同市の高齢橋は現在、148本だが、30年後には万博時代の橋が加わって655本に急増し、100年を超える「超高齢橋」も86本に上る見通し。
 現在は、建設後、平均66年で橋を架け替えているが、このペースで架け替えると、年間コストは現在の35億円から年平均70億円程度に倍増し、30年間で計2100億円に膨れあがる。
 市はこれまで、橋の路面のひび割れは、かなり広がるまで修繕せず、鉄橋もサビが全体を覆うまでペンキの塗り替えもしなかった。
 しかし、最近の研究で、劣化が進む前に修繕すると、橋の寿命が2倍近くにまで飛躍的に延びることが判明、財政難に苦しむ市が、延命策に着目した。
 9月以降は、表面の塗料が変色した段階でペンキを塗り替え、小さなひび割れが見つかった時点で路面を補強するなど早期予防を進める。また、保全データを蓄積した「橋のカルテ」を作成し、科学的な将来予測をもとに、補修する橋の優先順位を決める。
 新手法の導入で今後30年間の総事業費は計1100億円に圧縮できるという。
 市橋梁(きょうりょう)課の担当者は「水都・大阪にとって、古い橋は町の魅力の一つ。チェック体制を充実させ、今ある橋をできるだけ長く活用したい」としている。
 お願いします。
by nakano-shima | 2006-08-16 23:52 | ニュース
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